姿勢

先日終幕したグランツール(自転車3大レースのことです)ブエルタ・ア・エスパーニャ2105
大変印象的だった第11ステージのことを少し

スペインに隣接する小国アンドラ出身の優勝候補の1人だったホアキン・ロドリゲスが選んだ
アンドラを堪能しつくすような素晴らしいステージでした
小国アンドラの美しさを堪能させていただいた気分ですが
距離は普段通りで時間は2倍以上要した恐ろしく過酷なレースだったため未だに少し食傷気味です

ツール・ド・フランス覇者クリス・フルーム(チームスカイ所属)が完走した2015年グランツール最後のステージでもあります
レース開始30分たらず程度のころ、プロトン(集団のことです)にいたと思われるクリスは側溝で落車、右舟状骨を骨折します

チームスカイというチームはイギリスに拠点を置くチームで、ドーピング疑惑が蔓延する自転車業界で大変厳しい反ドーピング姿勢を打ち出していることで知られています

骨折をして異常なまでの難関ステージを走破したクリス・フルーム(走り切る以外明日のレースに出る手段がないためだと思います)、明らかに異常事態のエースを見守るチームメイト、メカトラブルの様子は見てもそれ以上何もせず走行の邪魔もしないチームカー

優勝候補と言っても落車による骨折やリタイヤは比較的日常茶飯事のためあまりフォーカスされていませんが、本当に素晴らしかったと思います

本大会第2ステージで、アスタナプロチームのヴィンセンツォ・ニバリ選手が落車に巻き込まれたタイム差を縮めるためチームカーにつかまって走行、失格処分を受けるんですが、各チーム・選手の対応が見事に真逆で色々思い知らされるレースになりました

クリス・フルームは10/24開催の2015ツール・ド・フランスさいたまクリテリウムに出場を予定しています→落車前のニュースですので変更もあるかもしれません

骨折が悪くなければ良いのにと思います。

 

こちらで該当レースのYoutubeの映像をご覧いただけます

ブエルタ2015 第11〜21ステージ全編
http://druupa.weebly.com/blog/2015-1121

最注目選手のトラブルのせいか普段あまり目にできないメカニックの対応や負傷選手へのアシストが見られるまたとない機会です
複雑な心境ですが、普段あまり自転車やレースに関心のない方にも是非ご覧いただきたいステージです