中小企業のオムニチャネル準備または対策

電通報で前後編が掲載された、オムニチャネル実現のための5ヵ条を抜粋

  1. チャネルをつくるだけでなく、チャネルをつなぐ人をつくる
  2. 「お客様の視点」と「経営の視点」を同時に持つ
  3. ノウハウをデジタル化・システム化する
  4. お客様の争奪戦を終わらせる
  5. 全チャネルの意識を統一する

5か条は大切なことが書かれていますが、実例が分かりやすかったように感じます

オムニチャネルって?

実店舗に求められるニーズが「商品が見たい・即購入しないといけない」になり
通常の買い物は「ネットで通販」に移行しつつあるようです

※ネット購入はパソコン・スマホですが、スマホ普及率ピークに合わせて
これもスマホ購入に主流が移行しそうです
スマホの性能が良くなったことが大きいのでは無いかと考えています

流れは自然に「店舗で見てネットで買う」に。
ネットで買う、に移行するとき
他店や販売情報が流れてしまうのを防ぎ、お客様が好きな買い方を選べるようにする施策がオムニチャネルです

  • ポイントの共通化
  • ネット/実店舗の価格統合
  • 翌日・即日配達サービス
  • 店舗・ネット間の販売情報保持

実店舗担当者の成績情報を保持したままネット店舗で誘導・購入を促すため
従業員モチベーションを下げる要素が少ない点が、最も特徴的ではないでしょうか

1商品あたりの利益は薄利になりがち

ヨドバシカメラの方法はネット価格との統合及びシステム維持コストが乗るため薄利になります。

初期導入時、020に強い人間が内部に必要

システム設計が肝なので、初期の検討時・導入時O2O(Online to Offline)に強く
内部状況も理解した人員が必須と言えます。居ない場合は内部状況を理解した人員を教育するか、O2Oに強くシステム開発に携わるポストの方を招き入れるか、ではないでしょうか

導入コストが膨大

導入コストが安い=運用で回避(ランニングコスト増)。

オムニチャネル化できない・難しい中小店舗の戦い方

オムニチャネルはネット・実店舗のデータを一元管理するシステムです
まず以下の準備を整えるのはいかがでしょうか

実店舗とネット店舗の掲載商品の統合(ID統合等)
→価格統合は経営左右するため慎重に

Googleマーチャントの活用
googleスプレッドシートに転載するだけで、在庫情報も自動更新します

広告媒体としてYahooショップを活用

  • 月額利用料無料
  • 最短即日から利用可能
  • クレジット決済などの別途契約は不要、定額コストが発生しない
  • Proはインラインcssで少しクセはありますが比較的自由度が高いカスタマイズが可能で
    十分自社ブランディングできる

→自社ECショップ設置前のたたき台として活用※顧客リストは手作業でも自社管理する

自社ECショップを構築

  • 自社ECショップ導入前からオムニチャネルを想定した展開で構築すれば、オムニチャネル化が運用回避できるため初期導入費用は実質ゼロに
  • モール出店は顧客リストを自社管理しづらい→オムニチャネル化しづらいため、なるべく早期に自社ECショップを構築、宣伝(Googleマーチャントを活用)
  • ポイント制度は店舗と共通化しづらいため、あえて撤廃し価格還元または送料などに充てる等O2Oで共通施作が取れる手法を検討する

オムニチャネル導入を始めているEコマース

Make shop – GMO

http://omni-channel.makeshop.jp
初期導入費用は問い合わせ、月額は10万円〜。

future Shop – CROSS POINT

http://fs2x.future-shop.jp/?gclid=CNPrgtqsqscCFQIHvAodT0cADw
初期導入費用75万、月額費用15万円(実店舗追加 6000円/店)。